オランダ・フットボールの専門家マイク・フェルベイは、アヤックスでのダビンソン・サンチェスのデビュー・シーズンに感銘を受け、コロンビア人ディフェンダーを『Warrior(闘士)』と形容した。オランダの全国紙デ・テレグラーフのスポーツ記者を務めるマイクは、慌ただしい仕事の合間を縫って、新加入のダビンソン・サンチェスについて考察を明かしてくれた。

 

Davinson on duty for Ajax
アヤックスでプレーするダビンソン 

 

On the pitch at Wembley on Sunday with fellow new signing Paulo Gazzaniga
ウェンブリーのピッチの上でパウロ・ガッザーニガと

‘Warrior(闘士)’

ダビンソン・サンチェスには2つの顔がある。ピッチの外ではフレンドリーで、いつも笑顔。ファンやメディア、気さくに誰とも話しているし、写真にも応じている。しかし、ピッチの上では決して相手にしたくない選手。彼はWarrior(闘士)だ。

 

 

チームに入ったら休み無しでプレー

彼が来たばかりの頃の話からしよう。元リバプールで現在バルセロナで活躍しているルイス・スアレスがアヤックスでプレーしていた頃にジョークのように言っていたんだ。彼は負傷していようとなんだろうと、いつも試合に出ていたってね。彼を止めるものなど何も無かった!ダビンソン・サンチェスも同じさ。コパ・リベルタドーレスに優勝(2016年2月)したコロンビアのアトレティコ・ナシオナルからアヤックスにやってきた。休暇も取らずにね。アヤックス加入時には、それが問題になるって周りは言ってたんだ。南米からアヤックスにやってきて、こちらの環境に適応するには時間がかかるってね。しかし、1試合だけアヤックスのユースでプレーして、そのままファーストチームに合流し、それからずっと居座り続けたんだ。リーグ戦を32試合、それにヨーロッパ戦はヨーロッパリーグのファイナルまでずっとプレーしていた。それにコロンビア代表の試合もすべてプレーしたんだよ。我々にとっては驚きだったね。ファーストチームに加わってから、一度も休み無しだ。とんでもないことだよ。

 

davinson_ajax_instory

 

真のディフェンダー

オランダでは、ご存知の通り、本当のディフェンダー(守備だけしているディフェンダー)はいないんだ。我々オランダ人は、ディフェンダーにも良いフットボールをするように求めていて、ビルドアップや試合を作ることを重視している。そこ点、ダビンソンはオランダでも評価が高かった。彼は真のディフェンダーだからね。彼のオランダリーグでのスタッツを見れば分かるが、50-50の空中戦や1対1の勝負で彼はほとんど勝利している。ヨーロッパ戦でも同じだ。彼は屈強で、タックルが上手い。そこらへんに我々はとても強く感銘したんだ。パワーが凄まじく、すべてをやってのける意思がある。情熱的で、チームの柱になろうとする責任感も強い。特別な選手だよ。