ポチェッティーノの記者会見:リスクを冒すこと、自身の去就、フェルトンゲンの状況、他。レスター・シティに5-4で勝利した後のマウリシオ・ポチェッティーノ監督の全コメント。

 

シーズン最後の試合をどう評価するか?

この最終戦は実にエキサイティングな試合だったね。試合中には大いに気持ちが揺れたが、最終的には勝利を得て、3位という順位に到達した。マンチェスター・シティとマンチェスター・ユナイテッドの次だ。今回は記憶に残るシーズンになると思うよ。プレミアリーグの38試合がアウェイだったんだ。3位で終われてとても満足だね。新らしいスタジアムにチャンピオンズリーグを迎えられると言うことはチームにとって素晴らしい戦績だよ。

 

特に勝利へのモチベーションとなるものが無いのに、3-1から持ち直した選手たちをどう思うか?

我々のメンタリティをよく表していると思うよ。ここ数年、メンタリティの向上に関して大いに語ってきた。大きなトロフィーを勝ち獲るためには、今一歩進む必要がある。だが、とても上手くやっていると思うよ。

 

18ヵ月ほど難しい時期を過ごしてきたエリク・ラメラだが、このようにシーズンを終えたことは彼にとってどれほど意味のあることか?

彼にとってはとても大きなことだった。大きなモチベーションだったね。今日のパフォーマンスはファンタスティックだった。ゴールも決めた。彼にとっては大きな躍進となったよ。イエス、ファンタスティックだったと思う。難しいシーズンでも、毎日精進していればこういう形で終われるものだ。とにかく、彼にとってはとても大きな意味のあることだったね。

 

 

ヤン・フェルトンゲンは負傷で欠場したが、それが守備の問題に繋がったのか?

いいかい、難しい問題だよ。ヤンの欠場も痛ければサンチェスも痛かったよ。彼らは先発の常連だからね。2人とも重要な選手だ。評価が難しい試合だったよ。個人のパフォーマンスを評価するのが難しい試合だった。特に目標とする所がない相手と試合をする時には、常に向こうは自由にプレーするものだ。ただエンジョイするためにここに来ているわけだからね。もちろん、そういう試合もあるものだ。チームとしても、個人の出来としても、あまり詳細に査定するのは意味が無いだろう。一番大事なのは、我々を3位に導いてくれた勝利だ。もちろん、それが我々の目的だったよ。

 

ヤンの負傷の具合はどうか?

脹脛(ふくらはぎ)に違和感があったが、張りだったよ。大きな問題ではない。だが、この状況でリスクを取るのは良くないと判断したんだ。ワールドカップもあるし、彼の状態が完全でなければプレーできないからね。

 

良いシーズンを過ごしてトッテナム地区へ戻れることにホッとしているか?

イエス。だが同時に新しいスタジアムを自分たちのホームだと思えるようにしないといけないとも考えている。シーズン当初から馴染むのは難しいだろうね。新スタジアムはまた違った感じだろう。ファンにとっても同じだろうね。落ち着くために時間を掛けるよ。ホームの雰囲気を作るのは大変な仕事だ。もちろん、第一日目から新しい我が家だと感じれればファンタスティックだし、ここに来た時よりはマシだと思うけどね。

 

来シーズン、このチームをより良くしていくためには?

今、それについて少々話をするのはとても良いことだと思うよ。だが、我々(コーチ陣)とクラブとの間で話さなければいけないことがいっぱいある。私自身は何をなすべきかに関して非常に明確な考えがある。クラブが同意してくれるかは分からないけどね。だが、とにもかくにも、来週、我々は会談を持つ予定だ。新しいプロジェクトに関して、あるいはより向上するにあたって何を協力し合うべきかという、私の考えについてのね。当然、ある意味でダニエル(・レビィ会長)次第だし、クラブが我々の考えに同意するかどうかだけどね。4年間やってきた今、その結果を査定する時期だと思う。真に大きなトロフィーを目指していくのかどうかをね。少しばかりそういうことを見直さなければ。今日、この日に成し遂げたことはファンタスティックだが、これを続けていくこと、達成したことを見直して新しいものを作っていくこと、違ったプロジェクトではなく新たなアイディアを取り入れて、これから数年のうちにタイトル奪取に近づくことがとても重要なんだ。

 

より高名な選手の獲得を望んでいるのか?

何よりも先にダニエルやクラブと話さなければね。それからあなたたちに必ず我々がどうするかをお知らせするよ。今迄は将来について話すはとても難しかった。そしてこれからは当然、将来どうしていくのかを決めていく必要があるんだ。

 

 

クラブの目指す方向があなたの考えと同じかどうかについて自信はあるか?

クラブが目指しているのはいつでも勝利だよ。問題はどうやってそれに迫るかだ。新しいスタジアムに移ることは非常に大切なことだ。信じられないほど素晴らしい施設だよ。だが、新スタジアムに移ることが勝利に迫ることの全てじゃないんだ。きちんと戦略を示すこと、そしてクラブが高い目標を掲げていることがとても重要になってくる。時として他のクラブとは異なる手法をとる必要がある。ファンの皆さんは、クラブが何をしているのか知り、クラブの現状を知る必要があるし、我々はファンに真実を説明し、クラブが何を達成できるか正しい期待を持ってもらわなければいけない。できもしない夢を見させるわけにはいかない。達成可能な夢を創りださなければね。もちろん、クラブの野心は勝利だよ。今は少々ガッカリしてうっぷんが溜まっているかもね。すぐそこまでに迫ったのだから。だがこれも第一歩だ。上に迫ること、ビッグクラブにチャレンジすること。我々よりも資金をつぎ込めるクラブにね。その道を探って行こうとしなければ。

トロフィーを獲れるからと言って、お金を使えるからと言って、それで世界で一番賢いつもりになってはいけない。我々の現実は他とは異なるものと知らなければいけないし、ファンの皆さんはこのクラブをサポートすることを幸せに感じてもらわなければ。我々は狂った金額を投資するクラブではないのだからね。そして我々の誰もが、自分たちは特別なクラブだと感じるべきだね。そのような感覚を創り出すことができれば、フットボールではあらゆることが可能となる。我々は皆、ファンであり一つであるんだ。必死に精進し、最高の仕事を創り出す。我々とは異なる方針のクラブが勝ち獲ったものと同じものを勝ち獲るため最高の仕事をね。

 

近年で最も成功している監督であるあなたの意見にクラブが耳を傾けない理由は?

ノー。私の英語に問題があったのかな。クラブは耳を傾けてくれると思うよ。ダニエルはもちろん私の意見を聞いてくれると思う。皆さんも私のことを知っているだろうけど、おそらく私は時折とっぴおしもない考え方をする。勇敢にならないといけないんだ。このような状況では、クラブも素晴らしい我々のファンも、勇敢になって、リスクを取りにいくことこそが一番大切なことなんだよ。これまでのシーズン以上に出来る限り頑張って競争力を高めていくことに、クラブはリスクを取ってでも挑戦すべき時期だと私は思っている。なぜなら、シーズンを経るごとにどんどん困難になっているからね。今、プレミアリーグは最もタフなリーグだ。ビッグクラブだけじゃなく、我々の下に控えるエバートンやウェストハム、今日対戦したレスターも、トップ6との差を埋めようと必死になっている。ダニエルが私の意見を受け入れてくれるかは分からないが、共に協力してチームを後押ししていくことはできるよ。

 

 

ダニエル・レビィ会長との話し合いとは関係なく、来シーズンもあなたはここにいるのか?

フットボールの世界では、何も分からないよ。前回の記者会見の時の繰り返しになるが、今日の時点では「ここにいる」と100%の気持ちがある。だが、明日になったら全てが変わりうるってことが重要なんだ。私が決められることではないのだからね。私だけの決定でここにいるかどうかは決まらない。私の上司たちの決定によるんだ。それが理由だよ。私にとっても、我々にとっても、クラブやファンにとっても、それを健全なものと受け止めているし、もちろん、明日になったら仕事を失うことだってありうるんだ。毎日ベストを尽くしていく必要があるし、仕事をしながらも、仕事を失う恐怖と共にあるんだ。一日に12時間も働いていれば、プロフェッショナルなのだからね。結局のところ、プロフェッショナルである以上は、こういった状況において多くのことに取り組んで、責任を持たなければならないってことだね。今日の時点では、100%だよ。

 

ダニエル・レビィ会長が「リスクを取らない」と決めたらどうなる?

そういうことを言っているんじゃないんだ。今日は少しばかり話しすぎてしまったね。10ヶ月の戦いを終えたばかりでまだ早かったかな。ネガティブに捉えて欲しくないが、シーズンを終えるとどのクラブでもオーナーや会長とそのシーズンを振り返り、これからどうやって改善していくかを話し合うものなんだよ。その類のことさ。