ウェストハム戦を土曜日に控えて、木曜に記者会見に臨んだスパーズのマウリシオ・ポチェッティーノ監督のコメント全文。

ローカル・ライバルとロンドン・すたじあむで対戦するスパーズ。昨シーズンの同カードでは1-0で敗れているが、これまでアウェイでの戦績は良好。

ホームのウェンブリーでは戦績が低迷しているものの、ニューカッスル、エバートンには敵地で快勝を飾っている。

 

❏イングランド女子代表のマーク・サンプソンの監督解任について

すべての情報を把握しているわけではない。記事もあまり読んでいないんだ。TVも見聞きしていないし、メディアもね。そんな私が適切な意見を言うのは難しいよ。だから何も言わないこととしたい。実際、皆さんに意見を言えるほど、すべての情報を知っているわけじゃないし、私の意見が皆さんやファンにとってそれほど重要だとは思わない。この質問は飛ばさせてもらいたい。

 

❏ビッグゲームの合間にリーグカップのウェストハム戦が決まったが?

とんでもないことになったね!この手の試合はエキサイティングだよ。その日程を乗り切ることに専念している。本当にタフだよね。これからウェストハムとのダービーを戦い、5時間を掛けてキプロスへと飛び、試合翌日に戻ってきたらこっちの(水曜)午後5時で、土曜日のハダースフィールド戦に備える。

インターナショナル・ブレイクが入るが、ほとんどの選手がチームを離れてしまうので、そこでチーム作りに勤しむことは難しいだろうね。新加入選手たちはこれからファンタスティックな働きをしてくれるだろうが、みんなが代表選手なので不可能だ。10月と11月は慌ただしい期間になるが私は楽しみだよ。とてもエキサイティングだね。タフだが、チャンピオンズリーグでレアル・マドリーやドルトムントと戦い、マンチェスター・ユナイテッド、リバプール、それにカラバオ・カップでウェストハムと戦う日程なんだから、興奮するよ。

 

ゴールを喜ぶデレ・アリ

 

❏バーンズリー戦でゴール後に手を耳に当てていたが?

あれはスタンドにいた友だちに向けたものだったんだ。

 

❏ファンに向けたものではない?

違う、なぜそう思う?我々チームやファンとは無関係だ。スタンドの友だちへのただのジョークだよ。本当だ。昨日、本人から私にそう言ってきたから、私は信じている。詳しくは分からない。そしてクラブの広報担当と私たち(ポチェッティーノとアシスタントコーチのヘスス・ペレス)が話して、デレに確認して、友だちに向けたものだった。それが真実だ。

 

❏ハリー・ケインがFIFProの候補になったが喜びはひとしおか?

唯一のイングランド人プレーヤーだからね。私から皆さんにも、ハリーは世界最高のストライカーの1人だと言っただろう。それが確認されたんだ。世界中の人たちがハリーをどのように見ているか。驚くべきことではない。我々には、他にもこの候補者に入るに相応しい選手がいたと思うけどね。だが入らなかった。それでもハリーは相応しいよ。私にとって、ハリーは世界最高のストライカーの1人だ。

 

2シーズン連続でプレミアリーグの得点王になったハリー・ケイン

 

❏世界的な評価を受けたことは本人にとってプラスか?

イエス、多くの人たちは彼がトロフィーを勝ち獲るかどうかを話題にしている。ハリーがここで続けるために我々はトロフィーを勝ち獲らなければならないとね。しかし、そういった話題は、多くの人がハリーの価値を評価しているということに他ならないんだ。

トッテナムでプレーする最高のストライカーだが、まだ我々はトロフィーを勝ち獲っていない。しかし、いつも私が言っているように、ハリーはトッテナムを愛しているし、ここで続けたいと思っている。長い間、ここで続けていくことを楽しみにしているんだよ。

 

❏ティム・シャーウッドが『ハリー・ケインを留めるためにスパーズにはトロフィーが必要だ』と言っていたが?

すべての意見を尊重したい。もちろん、ティムもトッテナムやハリーのことを話す権利があるよ。もちろんさ。しかし、その質問はハリー・ケインに向けられるものだよ。彼が何を望んでいるか、だからね。そして答えは、ハリー・ケインにそれだけの実力があり、決断をする立場にあり、自分の将来の望みを語ることが可能なんだからね。

 

❏ここからウェンブリーを離れてのアウェイ3連戦を歓迎か?

私は常にウェンブリーでのプレーを望んでいるよ。ウェンブリーで戦うのが大好きだ。ウェンブリーでの戦いを続ければ続けるほど、ウェンブリーがよりホームらしくなるからね。ウェンブリーで戦いたいが、シーズン開幕からそこでの戦績が振るっていないのは事実だ。しかし、すべてのネガティブをポジティブに変えていくつもりだよ。

 

❏5月にウェストハムに1-0で負け、その時に気分を害していたが?

プレミアリーグを争っているなかでだったし、大いに苛立ちを覚え、失望をしたよ。大きな失望だったね。我々のベスト・パフォーマンスでも、ベスト・ゲームでもなかった。

しかし、OK。今はシーズンが変わったし、環境も違う。我々の意気込みは強く、土曜日の試合に挑み、勝利して3ポイントを獲得するための準備を整えているよ。

 

記者会見に応じるマウリシオ・ポチェッティーノ

 

❏ウェストハムは苦境を脱したと感じるか?

私にとってはどうでもいいことだ。これはダービーだ。特別な試合なんだよ。ダービーでウェストハムやアーセナル、チェルシーと戦うのだから、3ポイント以上の価値がある。相手だって、相手のファンだって、モチベーションを上げている。我々もね。だから、状況は一変しうる。先週の試合やこれまでの試合なんてどうでもいいんだよ。

 

❏セルジュ・オーリエはプレミアリーグで先発する準備はできているか?

移籍マーケットの終盤に加入した選手は、ステップ・バイ・ステップでフィットネスを作り上げ、我々の戦い方を理解し、チームとの関係を築いていくことが大事だと思う。どれも当然のプロセスだし、時間が必要だ。今週、彼はよくやっているよ。おそらく先発の可能性はあるね。明日、私が決めなければいけない。

 

❏昨シーズンのこの時期もスパーズは苦しんでいたが、今回の方が状態は良いか?

昨シーズンのことはあまり覚えていないんだ。1年前だからね。でも、当時とはまったく違うだろうね。我々は良い状態にある。我々にとって望ましい状況にあるよ。あとは試合に勝利すること。土曜日に勝って、火曜日、土曜日にも勝つことができれば、我々はとてもハッピーだろうね。

そうならなかったとしても、チームの原動力を作り変えていくためにハードワークを続けなければいけないのがフットボールだ。今は土曜日に戦う準備を整えている。我々は楽観的だし前向きだよ。勝利できると信じている。フットボールのことをよくご存知だと思うが、勝てばすべてが順調となり、負ければ多くのことを変えていかなければならないとなる。この競技はそういうものだと受け止めている。だからこそ、勝っても引き分けても、勝てずにガッカリした時でも、私は同じやり方を続けている。それがフットボールさ。

 

❏過去2シーズン、追いかける立場だったが、上位陣との差を縮めることは大事か?

3シーズン連続で、リーグ制覇に挑めることができれば、願ったりだと思うね。プレミアリーグのタイトルを争えるならファンタスティックさ。あなたの質問は、とてもポジティブなものだ。ここ2シーズン、我々はタイトルを争っていたんだ。レスターやチェルシーを追いかけていたのは事実だが、それが意味するところは、我々のチームのメンタリティが強靭だということだ。

もちろん、取りこぼしがあってプレミアリーグを勝てなかったわけだが、それは過去2シーズンの出来事。今はまた別のシーズンを戦っている。どのクラブもそうだが、毎シーズン、我々は成長を目指しているし、今シーズンもまたタイトル争いに加わりたいと願っている。

 

スラベン・ビリッチ

 

❏ウェストハムとのライバル関係をどう見る?

ダービーだ。ダービーを戦うということは、全力を出し、勝利を目指すということ。我々のライバルであり、フットボールにおける宿敵だ。そのことを私はよく理解している。

しかし、我々は我々の戦い方に徹して、勝利を目指すよ。ファンにとってウェストハムとの戦いが何を意味しているかはよく分かっている。いつも通りに準備を整え、アグレッシブに戦って、勝利を目指す。最終的には、土曜日に勝利することが何よりも大事だね。

 

❏スペインにおけるエスパニョールとバルサのライバル関係との違いは?

トッテナムにしてもそうだが、ウェストハム、アーセナル、チェルシーにしても、すべてのチームが我々との戦いを楽しみにしているし、我々を倒したいと思っている。理由は様々だろうが、それは今は大事ではない。

別の国とは比べられれないよ。エスパニョールとバルセロナの差はとても大きい。しかし、相手が我々を倒したいと願う気持ちに負けてはいけないよ。同じように勝利を渇望し、エキサイティングでアグレッシブに戦うんだ。

 

❏ロンドン・ダービーの多さは有利か不利か?

それはシーズンが終わったら分かるよ。多くのダービーに勝てればそれは強いチームで、多くのダービーに苦しめばそれは弱いチームさ。私はエキサイティングだと思うよ。シーズンにいろんなダービーがあってハッピーじゃないか。私は戦いが大好きだからね。闘争心の塊なんだ。こういった試合が楽しみだね。

 

ウェンブリーでフェルナンド・ジョレンテが途中出場

 

❏フェルナンド・ジョレンテはもっと出場機会を欲しがっていないのか?

彼は王者の風格さ。一流のプロフェッショナルで、出場時間を増やすように要求するような選手ではない。ハードワークをして、監督に実力を示し、出番が与えられるべきだと誇示する。このタイプの選手は、『もっとプレーさせろ』なんて言ってきたりはしないのさ。

 

❏そのような態度をとる選手は嫌いか?

実際のところ、我々の仕事はすべての選手をしっかりと見定めることで、誰に対してもフェアに努めることなんだ。もちろん、どんな監督だって、選手が出場機会を求めて『もっとプレーさせろ』と言ってくるのは好まないさ。選手はピッチの上でアピールすべきで、そこで試合に出るに相応しいことを示すものなんだ。

 

❏ベン・デイビスは土曜日にフィットするか?

イエス。先週は足首を痛めていた。ドルトムント戦での打撲だ。しかし、今は準備ができてるよ。

 

❏FIFProの候補者リストにアフリカ人プレーヤーがいなかったのは驚きか?

正直、ハリーや私のチームの選手のことは気にかけていたが、それ以外は見てなかったよ。あのリストを誰が決めたのかも知らないし、選手選考の仕方も分からない。分からないよ。すまんね。