/マウリシオ・ポチェッティーノ:ボーンマス戦の前の記者会見(動画付)

マウリシオ・ポチェッティーノ:ボーンマス戦の前の記者会見(動画付)

 

マウリシオ・ポチェッティーノの記者会見:移籍する選手、補強する選手、ファンたち、レヴィーについて、他。ボーンマス戦に向けての記者会見で語られた全文コメント。

 

 

 

トレーニング中のチームの雰囲気はどうなるか?

皆、打ちひしがれてているよ。まだまだ立ち直れないね。もちろん昨日の方が酷かった。今日は少しはましだ。きっと明日はもっとよくなるよ。

 

何かいつもと違ったことをしたか?それとも通常の状態に戻っただけか?

こういう落ち込みは本人次第だよ。自分で何とかしなければいけない個人的なものだ。それぞれがそれぞれの方法で対処するんだ。我々にできることはそれを消化するだけの時間を選手たちに与えることだけだよ。今はこの週末の次の試合のことを考える時だ。嬉しかろうと悲しかろうと試合は待ってくれないからね。気持ちを切り替えてこの週末のことを考えるんだ。

 

キエッリーニは、ユベントスには勝利の歴史があるがスパーズには無いと言ったが?

試合後にも言ったが、勝てば好きに何を言っても正しいんだ。勝てばいつもそれが正しいように見えるし、好きなことを言う理由があるんだ。負けたときには理由を説明するのは難しい。敗因を受け入れるのは誰にとっても難しいものだ。

いいかい。勝ち慣れているクラブはそれだけの理由があるんだよ、当然さ。我々は勝利を掴もうと言う基盤、勝利の文化を築いている過程にあるクラブなんだ。その構造が全てなんだよ。勝利の歴史を構築しなければいけない。こういう形で我々のやっていることを裁断するのは早過ぎるよ。それはまだ長い長い道のりなんだ。

上手く進んではいるが、このレベルで戦うときにはね。チャンピオンズリーグだ。フットボールにおいてこれ以上のレベルはないんだ。勝ち抜けに相応しい戦いをしても、相手より多くのチャンスを作っても、ゴール前での冷静さが足りなかったり、試合の中でたった5分でもこの大会が要する競争力を欠いたりしたらダメなんだ。それが分ればこの経験を生かすことになり、チームとしてクラブとして向上するんだ。ユベントスを相手にする際にはピッチの上では11対11だが、時としてチームの歴史が勝敗を左右する要因となる。

 

 

これからFAカップでの優勝が目標となるのか?2位でリーグを終えることか?それともトロフィーの経験のある選手を獲得するのが第一か?

今の時点は過程なんだ。確かにチームはこの2シーズン、ファンタスティックだった。クラブは新スタジアムの完成に向けて素晴らしい仕事をしている。そして我々のトレーニング・グラウンドも素晴らしい。それはとてもエキサイティングなプロジェクトだが、自分たちの領域を飛び越えることはできないよ。バランスを取ることはとても大事なんだ。我々のクラブはここ数年の間には、最高のレベルで競い合えるようになるだろうね。

昨シーズンはチャンピオンズリーグで競争力が無かったことで大いに不満だった。だが今シーズンはグループステージで、ドルトムントやレアル・マドリー相手に我々の力を見せた。そしてユベントスにもね。我々は戦いの準備ができていた。新しい施設、新しいスタジアム。我々のクラブはより強くなって行くだろう。基盤はここにある。今は、より賢明になり、ハードワークを続けることだ。そしてバランスも図って。多分、シーズン後には何人かの選手が移籍するだろううし、何人かは加入するだろう。どこのクラブもそのクラブなりのやりかたでやっている、フットボールのプロセスなんだ。

 

ハリー・ケインはもう1シーズン留まるとの報道があるが?

フットボールの世界ではたくさんの噂があるね。言っておかなければいけないことだが、どれも我々には影響しない。噂は耳に入って来るし、そこで折り合いと付けないといけない。それもフットボールの一部だからね。大事なことは、きっぱりとそういう噂に影響されないことだ。我々の全ての決意に関して、メディアの流言が決して我々の将来を決める決断に影響しないこと。噂に関しては何も言えないよ。噂ばかりだ。全ての選手に関する何千もの噂。さもなくば、一つ一つ状況を説明するので気が狂ってしまうだろう。誰にとってもいいことはないね。

 

未来のことについてハリーは何も言っていない?

いいかい。ハリーは水曜の試合の後で落ち込んでいるんだ。将来について考えるための時間が彼にあるとあなたは考えているんだね。それは不可能だ。この状況は誰にも受け入れることはできない。我々はトップ4に入るために勝ち点を稼がなければならず、十分に注意しなければならない順位にいるんだ。

 

 

ハリーがイングランド代表の新キャプテンになるとの報道があるが、彼のキャプテンシーは?

ギャレス・サウスゲイトが決めることだ。私の仕事ではないのだから、これ以上何も言えないよ。

 

だが、ハリーにその素質があるのか?

イエス、彼も、前回イングランド代表の試合でキャプテンを務めたエリック・ダイアーも、キャプテンシーを持っているし、リーダーの素質がある。キャプテンだってもちろんさ。私の決めることではないがね。
 

ボーンマス戦での奮起を期待しているか?

イエス。それは期待しているよ。水曜はタフな試合だったが、我々の努力はとても大きなものだった。だが、今は前に進まないとね。チャンピオンズリーグは過去のものだ。胸を張るべきだよ。ドルトムントやレアル・マドリー、ユベントスと渡り合ったんだ。昨シーズンのチャンピオンズリーグの決勝はユベントス対レアル・マドリーだった。我々は彼らと競い合うことができた。誇りに思うべきだ。これは競争力を付けていく過程の一部なんだ。このレベルで戦えると言うことを見せたんだ。今度は、まだ我々が生き残っている大会、プレミアリーグとFAカップでもそれができると、より一層、信じることだね。

 

ボーンマスは上位のチームに対してギアをあげてくるチームか?

彼らを打ち負かすのはいつも大変なんだ。ウェンブリーでの試合を覚えているよ。クリスチャン・エリクセンのゴールで1-0だったが、彼らを打ち破るのはとても大変だったね。前回のボーンマスでの試合は0-0だった。彼らは良いフットボールをするし、エディーはファンタスティックな仕事をしているからね。先発メンバーはファイトできる休養十分な選手を選らばなければいけないね。今はボーンマス戦の先発11人を選ぶのが、大仕事さ。

 

 

より上に行くためには困難な道をくぐらなければならないか?

そうだね。これは我々が学ぶべきとても大事な状況だ。2試合の統計だけを見ればトッテナムが遥かに優れたチームだった。だがフットボールではより良いパフォーマンス、スタッツ、枠内ショート数やポゼッションが全てではない。その戦いの中で要求される様々な詳細のものごとが決め手になるんだ。

ユベントスはその点でスペシャリストだと思うよ。彼らは勝ち方が身についている。審判にプレッシャーをかける方法などね。試合前にオーナーがトンネルにいたんだ。ピッチの上のチームを後押しすべくあらゆることをしようという文化のあるクラブだ。ピッチの上だけではなく外でのことも、学ぶべきことが多いにある試合だった。こういう大会でやる場合には2つの種類の戦いがある。ひとつはピッチの中でのもの、そしてもう一つはピッチの外での戦いだ。

もちろん、ブッフォンやキエッリーニ、他の選手たちも、チャンピオンズリーグで毎シーズン戦っている経験ある選手だ。3シーズンで2度決勝に進んだ。それはもちろんプラスになる。試合中のいろいろな場面でその経験を生かすことができる。我々にはそれは素晴らしいことに見える。負けたから言うわけではないが、我々は多くのチャンスを作ったが、1ゴールしか決められなかった。これについては話し合わなければね。ピッチの中だけではなくピッチを離れたところでも学ぶべき大きな課題だからね。勝利をつかもうとするのなら、あらゆる人々の助けが必要になってくるんだ。

 

ラスト16で敗退したことで、選手の補強が難しくなるだろうと思うか?

私がここにきた1年目の最初の数ヵ月、君たちはヨーロッパ戦に出られなければ補強が大変になるだろうと言っていた。最初はヨーロッパリーグに出られなければ、次はチャンピオンズリーグだ。我々はタイトルを獲得するいろいろなクラブのようなメンタリティを作り上げる必要がある。まずクラブありきだ。そうすれば人は集まって来るよ。最も大切なのはクラブだ。ここに文化を築くこと。我々がここに植え付けとしているのはそれだ。ファンも同じだよ。こういう感覚が持てれば、いい具合にビッグクラブを作っていることになる。ヨーロッパでも最も大きなクラブの一つとなるのに必要な術を持っているということだからね。

 

ボーンマスのようなスタイルのチームと戦う方がやり易いと感じるか?

いいや、そうは思わないね。彼らはビッグチームとやるときには力を出してくるからね。チェルシーやアーセナルのようなチームを相手に勝利することができる。ちゃんとフットボールをやろうとしてくるし、彼らの哲学はビッグクラブのようだ。試合を支配して良いフットボールを心掛けている。ビッグクラブ相手にはいつもとても良いパフォーマンスをしているよ。タフになるだろう。今シーズン、ウェンブリーで彼らを倒すのは大変だった。彼らが相手の試合はいつも難しいくなるんだ。

 

 

ヤン・フェルトンゲンの復帰は、今はどれほど重要なものか?

ヤンは、我々がここにやって来てからこの4年間で、ベストのシーズンを過ごしていると思うよ。ベストのパフォーマンスを見せているし、私はとてもハッピーだよ。いつでもプレー可能なんだ。クリスタルパレス戦の前日の怪我は些細なものだったしね。彼にはとても満足している。素晴らしい仕事をしているよ。

 

タイトルについての質問にフラストレーションを抱えている?周囲には忍耐が必要?

我々の歴史のように、忍耐こそがクラブへの愛を示しているし、みんなそうしている。もちろん、あと一歩に迫っているが、最後の一歩というのは一番難しいんだ。最も大事なことは、我々が戦えるチームであることを見せ続けること。我々が何かを勝ち獲れると、そう考えることを辞めた時、諦めこそが最悪な事態だ。ここで基盤を築き上げる。我々の目標は勝つことであり、トロフィーを勝ち獲ることであり、そのためにすべてを成し遂げていくことだとね。

もちろん、私や選手たちに質問が向けられれば、我々はトロフィーを獲りたいと答えるだろうし、ファンだってそれを望んでいる。同時に、クラブはファンタスティックな仕事を勧めてくれている。トレーニング施設の設立によって、我々はタイトルの獲得に一歩近づいたんだ。それが最も大事なことなんだ。もちろん、フットボールにおいて忍耐を強いられる時間というのは辛いものだがね。

しかし、私は選手たち、クラブ、そしてファンを誇りに感じている。ファンは誇らしく思ってくれていると思うよ。もちろん、私がそう思っているといいうことだ。クラブは、ファンや選手、そしてクラブが目指しているものを手にすると私は信じて疑わない。簡単なことじゃない。そのために、我々は毎日、トッテナムがトロフィーを勝ち獲るためにいろんなことを話し合っている。

 

ユベントスのピッチ外での動きについて話したが、あなたは不満だった?

フランスのレキップ紙でとても良い記事があったのでお勧めするよ。アリゴ・サッキのものだ。素晴らしい人物だね。私はアリゴ・サッキが大好きなんだ。とてもハッキリとした物言いだった。皆さんにも一読をおすすめするし、「ピッチの中でも外でも勝利する」ということの意味が理解できると思うよ。

 

 

あとで読んでおきます。トッテナムがより良くなるために今できることは?

我々には経験が必要。我々には成長が必要。ピッチ上での大きなレッスンになった。試合の然るべきタイミングでテンポを上げることができる選手がいるチームとの戦いだった。まさしく経験が問われる試合だ。我々は成長し、学び、クラブとしてもこのようなタイプの試合をプレーする必要がある。レアル戦やドルトムント戦、そしてユベントス戦のような試合は、成長につながる。あのチームがどのように立ち振る舞って過去3シーズンで2度もファイナルに進んだのかを見せつけられた。もちろん、我々の伝統や歴史、哲学のもとに、クラブが求める成果を出していく努力をしていくよ。

 

トンネル内でアニェッリがしていたことをダニエル・レビィにも求める?

イエス。それも1つのお手本だ。ダニエルに来てくれとは言わない。私にできることは、ユベントスのようなチームが、どのように振る舞うかを教訓として教えてくれたことを伝えるだけだ。試合前にもアニェッリがいたし、試合の後にはアニェッリとマロッタがいた。いつもそこにいたんだ。ハーフタイムには彼らがレフリーにプレッシャーを与えているように私には見えた。前半に2つの疑惑のペナルティの判定があった後だ。ヤン・フェルトンゲンのタックルはおそらくペナルティだったが、どちらともとれる。そういった小さなことの積み重ねが、このような試合では結果として大きくなってくる。拮抗した試合では、どちらのチームにも勝機がある。私は、そういった小さなことの積み重ねによって、クラブが望んだ成果を出せる一助になっていると思うよ。

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