ポチェッティーノの記者会見:「私であろうと他の誰であろうと」、「ファンは現実と向き合わなければ」。FAカップ・セミファイナルでマンチェスター・ユナイテッドに敗れた後のマウリシオ・ポチェッティーノの全コメント。

 

試合の立ち上がりは良かっただけに後悔しているか?

ノー、ノー、ノー、後悔はないよ。我々はよく戦っていたと思う。前半は完全に主導権を握っていた。前半が1-1で終わったのはまったくアンフェアだったと思う。しかし、もちろん後半に相手がゴールを決め、試合はより拮抗し、イーブンなものになった。それからもちろん、マンチェスター・ユナイテッドのようなクラブと対戦するのだから、試合は常に50%なんだ。そして今回は彼らの勝利になった。

 

チームはこのようなビッグゲームを迎える際の成熟さを学ぶ必要があると考えるか?

我々は常に学ぶ姿勢でいる。時にそれが難しいことがあり、学びや相手以上の実力を発揮するだけでは乗り越えられないこともある。大学に行って勉学に励むようにはいかないんだ。もちろん、我々はセミファイナルに到達したし、チャンピオンズリーグで立派に戦ったし、プレミアリーグでも立派に戦いトップ4を争っている。誰もがあと一歩、あと一歩、もう一歩だと感じているからこそ、これで満足とはいかないんだ。しかし、まだ「あと一歩」なのか。触りかけている。

だが、最後の一歩は、立派に戦うことではなく勝つことだ。もちろん、トッテナムは皆さんが見てきたこの4年間でとても良いチームを作り上げているし、勝利のメンタリティを築き上げているが、現時点ではまだ十分ではないんだ。それでもトッテナムはこの方向に進み続ける必要がある。そうすれば完璧だ。そこから数年で勝利のメンタリティが築かれるものではない。トッテナムにはもっと長い時間が必要だ。もちろん私であろうと他の誰であろうとね。しかし、継続し、集中して取り組んで、クラブにとってファンタスティックなその哲学を育てていくことが重要だよ。

 

 

フットボールはとてもせっかちだが、どうやって選手たちと前進を続けていく?

イエス。フットボールで最も難しいことは、現実と向き合うことだ。誰も現実と向き合いたがらないからね。しかし、現実と向き合わなければならない時がある。我々のファンは現実と向き合わなければならない。もちろん、見向きもせずに集中することも時に必要だ。そのプロセスや日々の取り組み方を信じていれば、シティやユナイテッドのようなチームとも動じること無く挑めるようになるし、勝てる試合もあるだろう。だが、多くの試合で我々は苦戦を強いられるだろう。しかし、我々のやり方で前進することを決めたんだ。トッテナムは他とは異なるクラブであり、我々が来てからの4年間、そのプロセスを経てきている。それは競争力を着けるためのチャレンジだった。トップ4との差を縮めてきたんだ。ここ数年はトップ4に加わり、競争力を身に着けた。それでもトロフィーを獲得するのは簡単ではないんだ。

 

あなたはほとんど補強費を得ていないが、それがシティやユナイテッドを倒すのが難しい理由では?

あなたは賢いし、我々のファンも賢い、みんな賢いと思うよ。セミファイナルに到達し、はたまた勝手ファイナルに到達し、さらには優勝してトロフィーを手にしていたかもしれない。だが今、クラブにとって一番重要なのはトップ4でフィニッシュして、またチャンピオンズリーグで戦うことだ。我々は新しいスタジアムを建設しているんだ。我々は今シーズンいっぱいをウェンブリーで戦った。とても難しい環境だったのはご存知の通りだ。このストレスはチームにだけじゃなく、ファンにも圧しかかっている。シーズンのスタートはとても難しかった。それでも私にとっては前進あるのみだ。残念な結果であり、フラストレーションが溜まる試合の終わり方であった。しかし、すぐに前に進み出すんだ。シーズンを最高の形で終えることを考えることだ。これから4試合でチャンピオンズリーグを決める必要がある。順位表で我々の位置を維持できたのなら、大きな成功のシーズンに違いないよ。

 

 

今日はミシェル・フォルムを起用したが、この舞台であればナンバー・ワンを使うべきだったのでは?

いいかい。4年間、私は誰を起用するかや個々の選手を重視していないと言い続けてきた。チームなんだよ。昨シーズンのセミファイナルではウーゴを起用してチェルシーに4-2で敗れた。りーぐ・カップのファイナルでも2-0で敗れた。今日はマンチェスター・ユナイテッドに2-1で敗れたが勝つべき試合だった。私にとって、チームがすべてだ。今日はミシェル・フォルムがプレーするに値していたし、彼は良かったと思うから満足している。1人の選手がいたら、11人の選手が揃えば、また異なる11人の選手だったらと言うことではないんだ。そうじゃない。チームのパフォーマンスに、そして努力に私は満足している。イーブンな試合だったし、私は我々の方に少し分があったと思う。接戦だったが、勝利には十分ではなかったということだ。