/【アーセナル対スパーズ】マウリシオ・ポチェッティーノの試合前日の記者会見(動画付)

【アーセナル対スパーズ】マウリシオ・ポチェッティーノの試合前日の記者会見(動画付)

 

ポチェッティーノ監督の記者会見:アルデルヴァイレルト、ラメラ、ケインの負傷、そして土曜日の対戦相手であるアーセナルについて他

❏ケイン、アリ、ウィンクス、ロリスはトレーニングに復帰しているのか?

イエス。彼らはチームに合流した。全員が代表ウィークから戻って来て嬉しいよ。明日はみんなの検査をしないとね。トレーニングセッションも行った。楽観はしているがそれぞれのケースについて分析を待たないとね。明日にはみんな大丈夫になっているといいけど、まずメディカルチームやスポーツ科学班の判断をあおがないとだな。

❏ひと安心と言うところか?

私はハッピーだよ。彼らは土曜にプレーできなくとも次の火曜とか翌週末にはほぼOKだからね。トビー・アルデルヴェイレルトほどは深刻な問題じゃないんだ。トビーは離脱だよ。検査が必要だ。当初の予想よりは長くかかりそうだね。

 

❏トビー・アルデルヴェイレルトはいつごろ戻れそうか?

おそらくクリスマスの後だ。期待を込めてね。(当初、想定したよりも)長くなってしまうだろう。ハムストリングの負傷だ。だが、彼だけだ。ワニアマは日々、診断している。順調だが、待たなければならない。

 

ウェンブリーのピッチに倒れるトビー・アルデルヴァイレルト

❏ウェンブリーのピッチで負傷したトビー・アルデルヴェイレルトは立ち上がれなかった。今はどのような感じなのか?

今は普通だよ。落胆してはいるがね。少し落ち込んではいるが、いつものように集中しているし、一日も早く復帰しようと努めている。リハビリの第一段階で一生懸命やっているよ。良いことだね。だがこの類の故障には注意が必要だし、時間をかけて診ていかなければね。

 

❏トレーニングでの雰囲気は?

みんな良い状態で帰って来た。今日のトレーニングは、みんな大いに笑いあって雰囲気はとても良かったね。会話も盛り上がって選手たちは、お互い再開を待ち望んでいた。良いことだよ。

 

❏ハリー・ケインはダービーで大活躍しているが、何か秘訣は?

ケインについてはまず明日検査が必要だ。それで週末にプレーできるか考えるよ。もちろん彼は偉大な選手だし、我々にとって非常に大切な存在だ。ダービー・マッチで彼がアーセナルに何を思うか。彼はとても熱い思いをもっているしトッテナムへの思い入れも強い。アーセナル相手のゴールは、彼にとってこの上ないものなんだ。もちろん我々にとってもそうだけどね。

 

❏ケインがプレーする可能性は?

何パーセントとは言えないね。明日検査をする。イエスともノーとも、10%とも90%とも分からないよ。全てを考慮して彼とチームのためにベストの判断をするよ。

 

ハリー・ケイン

 

❏アーセナルはアンダードッグ(勝ち目がない方の立場)か?

アンダードッグって言葉の意味を知らないんだ。アーセナルは偉大なチームだよ。こういう類の試合には勝てそうな側なんてないさ。ウェンゲルは偉大な監督だ。尊敬しているしいつも感嘆させられる。ダービーではどっちが優勢なんてないよ。もちろん過去の歴史を見れば、20年ものあいだアーセナルはスパーズの上だったし、彼は大いに賞賛に値する。5年同じクラブの指揮を執ればそれは良い監督ということだ。10年なら非常に良いと言うこと。20年以上となればスペシャルだよ。彼はとてもスペシャルな監督で、素晴らしいと思っている。ダービーは良いパフォーマスだけでは済まないと言うことは、もちろん彼は私以上に分かっている。我々のファンのためのものだし、彼らのファンのものでもある。ダービーはいつだって特別で、何が起こるか分からないものなんだ。

 

❏スパーズはこれまで、なぜエミレーツで苦心してきたのか?

なぜだろうね。この22、23年で我々がアーセナルの上を行ったのは一度きりだ。だが、その一度だけで今の我々がアーセナルを凌駕するチームとは言えない。相手をリスペクトしなければね。彼らはアルセーヌ・ベンゲル時代のあいだ、素晴らしかったよ。前にも言ったが、我々にとって今の位置を維持し、彼らのようなチームと競い合うのは大きな挑戦なんだ。この20年のあいだ、我々より多くのトロフィーを獲得したチームであり、常にトップクラスにいた。プレミアリーグだけじゃなくチャンピオンズリーグでもだ。我々にとって大きな挑戦だ。彼らの上にいたのは、昨シーズンの一年かぎりだ。今、我々に必要なのは、『我々が今はまだその域には達しておらず、過剰な賞賛には値しない』と自覚すること。プロジェクトに従って自分たちの時代を築くんだ。当然、戦って勝ちに行くさ。アーセナルは、過去はもとより現在も偉大なチームで、素晴らしい監督がいる。彼らに対して大いなる敬意を払わなければね。

 

❏こういう試合が代表戦ウィークの後にあるのは難しい?

どのクラブにとっても状況は同じだよ。準備期間はそれほどない。アーセナルにとってもトッテナムにとっても同じ状況だ。代表で戦った選手が大勢いる。彼らは昨日今日で戻って来た。準備期間は十分じゃない。プレシーズンが大事なのと同じだよ。移籍期間の終わりじゃなく初めにチームに加える。その時期が唯一の機会なんだ。チームを整え理想のプレーをするためのより良いツールを提供する。だが、この状況に不満は言えないね。どこも同じだからね。

 

❏シティを追いかけるうえで、この試合に引き分けでは不十分か?

フットボールにおいて我々の状況ではいつも勝ちたいものだよ。勝って3ポイントを獲得する。当然、追いかける立場では3ポイント以外は眼中にないが、その試合にもよるしパフォーマンスや試合中何が起こるかにもよるね。引き分けでも良い時もあるし、そうでない時もある。自分たちと相手とどちらがいいチームかにもよる。試合ごとに全く違っってくるよ。もちろん3ポイントを目指そうと準備するけどね。

デンマーク代表でのゴールを喜ぶエリクセン

 

❏デンマーク代表の監督が言うとおり、エリクセンは世界でベスト10に入る?

もちろん、私もあの試合(アイルランド戦)を観たよ。信じられないようないくつものゴールを決めていたね。もちろん、クリスチャンがあれだけの興奮を与え、あれだけのパフォーマンスを披露すれば、試合後には世界のトップ10と称したくなるだろう。

クリスチャンは若いが、ここですでに多くの賞賛に値するパフォーマンスをここ数年に渡って披露し続けてきた。トッテナムがこの3シーズンで成し遂げたパフォーマンスや結果への貢献は大きいよ。我々にとってとても大事な選手だ。もちろん、クリスチャンはとても優れた選手だ。次のワールドカップに彼が出場するのは重要なことだから、我々としてもハッピーだし誇らしいよ。とても大きな功績だね。

 

❏アーセナルにはあまりリーダーがいないがスパーズには多くのリーダーがいる。重要なことか?

そうは思わない。アーセナルには多くの偉大な選手がいるし、もちろん彼らにも我々同様に優れた個性がある。エリック・ダイアーは代表でこの2試合、キャプテンを務めていたが、我々はとても誇らしく思う。しかし、他のチームと比べるならば、どのチームにもリーダーはいて、どのチームにもリーダーやキャプテンとなりうる選手がいるんだ。だが、もちろん我々のチームについてそう言ってくれるのはとても誇らしいよ。我々にはまだまだ成長できる選手がいるし、多くの選手がまだ若い。それでも彼らがリーダーだとみなしてもらえることにね。

 

❏エリクセンは、スパーズの安定政権について語っていたが?

重要だと思うね。その役割を果たしていける適切な人物を見つけ出すことが重要だよ。どのクラブも安定した体制を欲している。長期的にクラブを発展させていける人物。どのクラブも優れたプロジェクトを発展させるために適任者を探しているんだ。かつてのユナイテッドにおけるファーガソンであり、アーセナルのアルセーヌ・ベンゲル。そういったプロジェクトに取り組めることがすべてのクラブの願望なんだ。しかし、現在のフットボールでは簡単なことではない。毎週、毎シーズン、勝ち続けなければならないからね。毎シーズン、可能性と潜在能力を維持し、選手たちのモチベーションを持続させ、記者の皆さんとも関係を良く保たなければならないわけだ。チームのレベルを高く保つことが肝心なんだ。時には上手くいかないことだってある。フットボールクラブにおいて、安定政権を保つことは挑戦なんだよ。

 

 

 

❏今週、ティエリ・アンリがハリー・ケインを訪ねてきたが?

私も会ったよ。「ハロー」って言ったよ。

 

❏アンリとは何か話したか?

彼と私は良い関係なんだ。バルセロナ時代の彼と親睦があってね。私がエスパニョールにいたから敵だったんだが。もちろん、彼はアーセナルの人間だし、私はトッテナムだ。しかし、我々はとても良い関係を築いているよ。彼はベルギー代表のアシスタントを務めていて、我々チームから多くの選手を輩出しているから、良い関係を保ったほうが良いよね。

 

❏ハリーがアンリから学べることは?

それはハリーに聞いてくれよ。だが、もちろんフットボールのことも会って話したかもしれないね。我々はフットボールを語り合うのが大好きだし、とりわけストライカーはね。常に学ぶ姿勢を持っているハリーにとっては大事なことだ。昨日、スティーブ・ペリマンとグラハム・ロバーツ、グレン・ホドルに会ったんだが、ファンタスティックだったね。ファンタスティックな彼らから学べることはいっぱいあると思う。昨日、彼らと会ってトレーニング・グラウンドでランチをともにできてファンタスティックだったね。

 

❏ルベン・ロフタス・チークの父親が、あなたをモウリーニョより優れていると評していたが?

その話は聞いたが、記事は読んでいないんだ。ヘスス(ペレス)が教えてくれたけど、特に私には意見は無いよ。彼の父親の意見だね。

 

 

❏エリクセンの価値は?

分からないね。我々にとっても本人にとってもファンタスティックだよ。あの試合、あのアンビリーバブルなゴール、彼のクオリティを考えれば、とんでもないだろう。だが、私はそういったこと公に語りたくはない。そうするとどうなるかが分かるからね。他のクラブの監督がクリスチャンに興味を持つ。彼のことを「ファンタスティックな選手だ」とも、「いやいや普通の選手だ」とも私の口からは言いたくないんだ。他のクラブから注目を集めることになってしまうから、ここは沈黙すべきさ。

 

❏アルセーヌ・ベンゲルは受けるべき評価を得られていない?

個人的にはその通りだね。彼は全幅の称賛に値するよ。フットボールの歴史上において、彼は偉大な監督の1人であり、ファーガソンに肩を並べる。私の意見は、彼は大きな称賛に値する。私にとって彼は偉大だ。今日や昨日、1年前やこれから先に何があったとしても、彼はいつまでも特別な監督なんだ。20年も1つのクラブに留まり、トップで有り続けたんだ。簡単なことじゃない。それで十分に彼を尊敬する理由になるだろう。

❏ユナイテッドがファギーの後継を探すのは困難?

あぁ、いつも私が言っている通りだ。1年か2年で次の監督、次の監督、とやってたらね。OK、確かにモチベーションを保てるとは思えないだろうね。3年以上もモチベーションを保つのはたいへんだ。5年となればベリーグッドだろうし、10年ならとっても良くできました。それが20年だよ!アメージングさ。彼のことを話す時は、まずリスペクトを示さなければいけない。それからフットボールについて意見を語るんだ。良い時もあれば、そうではない時もある。だが、彼のことを話す前提としてリスペクトだ。20年以上も1つのクラブでやってきたんだから特別な存在だよ。あなたが特別な敬意を持つことは、難しくはないだろう。

 

❏アルセーヌ・ベンゲルとあなたは似ているところが多い

そう言ってもらえるのは私にとって何よりの称賛だよ。

 
アルセーヌ・ベンゲル

 

❏アルセーヌ・ベンゲルを尊敬している?

もちろん、ファーガソンのことも彼のことも。2人は私が尊敬している監督だ。彼らの功績やそれぞれのクラブで作り上げたもの。その時代で彼らがやり遂げたことはとても有益な知見だったんだ。もちろん、我々にとっての挑戦になる。5年、10年とやっていけない理由はない。そうなったらファンタスティックだ。その間に、私にとってもクラブにとっても大きな功績が残せるだろう。

 

❏かつては最高の若手選手がアーセナルに行った。今はここに来るのでは?

だが、当時はフットボール自体がまったく違っていた。フットボール・ビジネスが異なるものだったんだ。彼ら(アーセナル)は革新を起こしているし、ヴェンベルはイノベーターだ。ファーガソンと同様に彼は他の追随を許さない存在だった。今は、フットボールの世界で革新を起こすのは大変だが、彼らはやってのけたし、彼はイノベーターなんだ。そして現在に至る。それだからこそ私のリスペクトは大きいんだよ。

❏アルデルヴァイレルトの患部は昨年と同じ?

ノー、1年前はウェストブロムウィッチ戦では膝を打ち筋を痛めたと記憶している。まったく違うよ。

 

❏エリク・ラメラの近況は?

明日、また話さなければいけないね。毎日、本人に「準備はいいか?準備はいいか?」って聞いてるんだ。彼自身がチームにまた戻れってこれると自信を取り戻せるようになるのを待っているんだ。