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【スパーズ対ボーンマス】マウリシオ・ポチェッティーノ監督の試合前記者会見(動画付)

 

ボーンマス戦を翌日に控えた金曜に記者会見を受けたマウリシオ・ポチェッティーノ監督が、ラメラやローズの状態、デンベレの復帰、グアルディオラの発言についての記者の質問に答えている。

 

❏トレーニング復帰のローズ、ラメラ、デンベレ

彼らにとってとても良いことだ。ダニー・ローズとエリク・ラメラの場合は、長期離脱の末にファーストチームのトレーニングに合流できて良かったね。彼らが順調に回復してくれて、我々はとてもハッピーだ。まだフル・メニューではないが、これから数週間を要するだろう。彼らの気持ちはとても晴れ、もう少しで復帰ができる状況に、我々はとても満足だね。彼らはチームの一員として、チームに貢献したいからね。

 

❏復帰はいつになるか?

ラメラとダニーは、1週間とか2週間とか3週間とか明言するのは難しい。毎日、一つ一つのセッションをこなすたびに彼らの状態を診ていかなければならない。今は、まだ彼らが復帰して初めてのトレーニングをこなしたばかりだ。1人でメニューをこなしてきた頃とは勝手が違うから大変だろう。ここでの反応が良ければ、数週間で招集メンバーに加われるだろうし、我々がどの試合でチーム戦力に加えるかを決めることになる。デンベレについては見定めが必要で、彼も順調だ。明日と月曜に状態をみるが、彼の復帰は近いよ。ローズやラメラとは違ってね。

 

 

❏デンベレは来週の復帰もある?

おそらく来週ならイエスだ。今日(のトレーニング)のように上手くいけばね。おそらく来週のレアル・マドリー戦には復帰できるだろう。それはリバプール戦だ。彼の復帰を我々は願っているよ。

 

❏ダニー・ローズのマンチェスター・ユナイテッドへの移籍の噂

さて、彼の状況については前に進もうか。2ヶ月前の話題じゃないか。今の我々は彼がフィットし、チームに貢献できるようにすることが大事なんだ。今朝も我々は話し合ったが、彼の調子は良好で、自分の置かれた状況にまた満足できるようになったんだ。以前よりもチームとともに時間をすごすことができるようになったことにね。チームの全員が言葉を交わし、満足感を覚えて、良い雰囲気を作り出せることが大事なんだよ。そうやって、チームの大切さを根付かせ、選手やチームを高めているんだ。彼も私も現在の状況に満足しているし、シーズン当初とはまったく違った状況になっているよ。

 

❏どんな金額が提示されようとも放出は無い?

別の選手の噂話について聞かれても、私は何も言うことは無い。もちろん、今、我々チームにいる選手については、誰一人、放出するつもりはないよ。

 

トレーニングに復帰したダニー・ローズ

 

❏ローズは2018年のクラブ公式カレンダーに入っていなかったが?

(笑)。確かに、本人からも「監督、なんで俺がカレンダーに入ってないんだ?」って聞かれたよ。だって、お前はニューヨークのセントラルパークで回復メニューに取り組んでただろ、って答えたね。新ユニフォームで撮影する時間なんて無かったんだ。しばらくすればユニフォームを着るだろう。気にしないでくれ。大きな問題じゃない。問題ですらないよ。

 

❏ハリー・ケインはバロンドールを狙えるか?

難しいだろうね。本当にビッグな名前が揃っている。ハリーは候補になるだけの選手だ。そうなったことは我々にとってとても誇らしいよ。彼もとてもハッピーだが、バロンドールを受賞するかどうかにかかわらずね。もちろん、獲得できればそれに越したことはないが、そうならなくても、とても誇らしいことだしハッピーさ。彼は本当に良くやっているし、チームに多くをもたらしてくれている。本当に良くやっているから、多くの称賛を受けるに相応しいと思うよ。

 

❏次のイングランド代表キャプテンとなりうるか?

私には分からないね。本人はイングランドのキャプテンになりたいはずだ。しかし、ギャレス(サウスゲイト監督)の問題だからね。彼が監督であり、彼が自分の考えで決めることだ。私からは何も言えないよ。ここ数試合でハリーが代表のキャプテンを務めていることは、私にとってもすごく嬉しいが、ギャレス・サウスゲイトが決めることだよ。

 

ペップ・グアルディオラとマウリシオ・ポチェッティーノ

 

❏シティのペップ・グアルディオラが「ハリー・ケインのチーム」と称したことについて

先日、彼のそのコメントを聞いた時は面白かったね。ペップのことはよく知ってるからさ。彼はチェルシーに素晴らしい勝利を飾った後で、興奮していたんだろう。自身の立場やジェントルマンとしての振る舞いを保つのが難しいほどにね。

私はその状況を理解するよ…。私にはどうでも良いが、実際のところ多くの人にとってはとても敬意を欠いているし、彼自身が最高の状態にあったメッシとともにバルセロナで成功を掴んでいるだけに理解しがたい発言ではある。まず、私は「メッシのチーム」と言ったことはないからね。

私はいつも、「バルセロナ」として、「ペップ・グアルディオラ」として、発言していた。チームの成功は、それに関わったすべての者が称賛されるべきだと私は思う。しかし、多くの人は、こういった発言について、クラブやここにいる多くの選手に対してとても敬意を欠いているとみなすだろう。尋常ではない状況だと思うよ。個人的には、悪意があるとは思わないし、私に対して敬意を欠いているとも思わないけどね。

私の気持ちを説明すると、受け止める多くの人にとってみれば、あのような発言をする必要性無かったということだけだ。しかし、先に進みたいね。私にとっては、ハリー・ケインは最高のストライカーの1人であり、それは揺るがない。我々の立場はハッキリしていて、冷静になり、相手に対して過度な挑発をしないことを大事にしたい。我々の責任は大きいんだ。だが、いかなる意見も尊重することが大事だし、私は彼の意見を尊重するよ。

 

❏スパーズはワンマン・チームではないと?

皆さんはトッテナムのことをよく知っていると思う。マンチェスター・シティのことも、バルセロナのことも。そしてアルゼンチン代表のこともね。この競技は、集団スポーツなんだ。誰もが大事な役割を持っている。もちろん、メディアや周囲の関心が特定の選手に集中してしまう時があって、状況が難しくなることもある。

誰もが歴史を振り返ることができる。1978年にはケンペスだったし、1986年はマラドーナのチーム、ヨハン・クライフのドリーム・チームだった。メッシがファンタスティックな状態にあれば、世界最高のチームの1つがメッシのチームになる。もちろん、ハリー・ケインは今日のトッテナムの成功においてとても重要な役割を担っているが、まだ我々はトロフィーを勝ち獲ってない。我々チームが素晴らしい時代を築いていると言うためには、我々はトロフィーを勝ち獲らなければならない。

 

イングランド代表デビューを飾ったハリー・ウィンクス

 

❏ハリー・ウィンクスのイングランド代表デビュー

彼は本当に良くやってると思うよ。とても落ち着いてプレーしていたね。彼のこと、彼がどれだけできるかを我々は知ってるので驚きはしない。ファンタスティックなパフォーマンスで、これから先も代表に定着するためのドアを空けることができたと思う。彼やトッテナム、ギャレス(サウスゲイト)やイングランドのフットボールにとって、ファンタスティックなことだと思うよ。また新たな若手選手が代表チームでデビューを飾ったのだからね。

 

❏とても多くの選手をイングランド代表に輩出していることは誇らしいか?

イエス、もちろんだ。そのことを私はとても誇らしく感じている。私はイングランドで5年も働かせてもらっているので、皆さんにお礼を言いたい。もちろん、イングランドのタレントに出場機会を与え、良いプレーを促し、代表チームで戦えるだけの十分な能力を発揮させることはファンタスティックだ。もちろん我々は、とても誇らしく感じているよ。

 

❏ボーンマス戦はプレミアリーグの最多観客数を更新する見込み

ファンタスティックだね。我々がどのようなクラブかを表している。我々はファンタスティックなクラブなんだ。多くの人が我々を支え、彼らがチームを勝利に後押ししてくれる。勝利のために、最も大切なことなんだ。ボーンマスとの3つのとても大事な戦いがあったが、どれもとてもタフだった。彼らは良いプレーをしている。エディ・ホウやコーチング・スタッフを尊敬しているよ。良い選手が揃っているし、彼らとの戦いは大変だよ。

 

❏ボーンマスとの試合はドルトムント戦と似た試合になるか?

まったく異なる大会だし、よって試合も変わってくる。ボーンマスが持つ哲学は、良いフットボールを志向している。とてもダイナミックだ。私も大好きだよ。我々にとってタフな試合になるだろうね。我々は、良いプレーができるように集中している。インターナショナル・ブレイクの後は、すべての選手たちの状態を確認しなければならない、先発の選考を間違えることはできない。2週間も選手たちがチームを離れていたのはリスクだ。ボーンマスは良いプレーをするし、とてもタフな試合を予想しているよ。

 

ボーンマスのジャーメイン・デフォー

 

❏ハリー・ケイン対ジャーメイン・デフォー

ジャーメインは偉大だ。偉大なストライカーだよ。2人の偉大なストライカーがピッチに立つのはエキサイティングだね。ジャーメインは我々からゴールを決めたいに違いないし、タフな試合になるよ。彼はいつだってファンタスティックなストライカーだし、90分間、集中しておかなければならない。ハリーは、ピッチ上で常にゴールを欲しているんだ。

 

❏重要な1週間

まず最も大事なのは明日(土曜日)だ。この2週間、次の試合を優先して話してきた。私にとって、まず大事なのは明日。それが終われば、その次に向けて準備をする。この試合で良いプレーをして勝てる選手たちを選ばなければいけない。明日の試合のカギは、選手たちがフレッシュかどうか。彼らがベストを出し切り、勝利できるかだ。一番大事なのは明日。火曜日でも日曜日でもない。

 

❏もしケインがバロンドールの最終候補の3人に残ったら?

確かに彼にとって凄いことだろうが、待たなければね。彼が候補者に入ったことでも、とてもエキサイティングだ。彼は相応しいよ。人生においてはどんなことでも起こりうる。フットボールの世界では尚のことね。

 

マウリシオ・ポチェッティーノとペップ・グアルディオラ

 

❏ペップのコメントがチームのモチベーションになる?

ノー、ノー、ノー。選手たちは一笑に付すような残念なコメントだ。監督をしていれば、より良いパフォーマンスを見せなければならない。この手のコメントは独り歩きする。私は彼の意見を尊重するが、選手はこれがモチベーションになるのかならないのか?どちらにもならないだろう。残念な発言だし、フットボールの世界では間違った見方だ。今の時代、我々は尊敬やフェアプレーを見せたいんだ。

 

❏選手たちは笑っていた?

選手たちは笑っていたよ。もちろん、サポーターや大衆の一部にはクラブやチームを心配する人もいるだろう。しかし、選手たちは意に介していないよ。

 

❏ダニー・ローズは復帰後にベン・デイビスとのポジション争いが待っている?

イエス。ダニー・ローズが復帰したら、ファンタスティックなポジション争いになるね。両名がレベルを維持し、互いに切磋琢磨するためには素晴らしいポジション争いだし、チームのレベルも上がる。多くの試合を戦い抜いていくのだから、大事なことだ。チーム戦力のすべてがフィットしている必要があるし、エネルギーを蓄えて、どの試合でも適切な先発イレブンを決めていくことだ。

 

水曜のトレーニングから合流しているエリク・ラメラ

 

❏負傷から戻ったエリク・ラメラはより強靭になった?

そうだな。精神的にも肉体的にも強くなったよ。負傷が相次ぎ、長期間痛みを抱えていれば、自ずと鍛えられるさ。自分が成長しているのを感じられるし、いろんなことを考える時間がある。彼らはポジティブだよ。彼らがポジティブになれるように我々は支えているが、間違いなく、彼らは以前よりも強くなっているね。

 

❏これまでよりも優れたラメラが見られる?

そうであってほしいね。人生のいくつかの点で成長をしているし、もちろんピッチの上でもね。選手にとって、出場できるという気持ちや感情は大事なんだ。

 

❏ペップとは話したか?

ノー。もちろん話していないよ。まだ私にところに電話してこないからね。記者会見が終われば電話してくるだろう。私もしっかり答えるよ。 

 

❏彼と話せてハッピーか?

もちろん。我々はとても良好な関係を築いている。私には多くの友人がいるんだ。ミケル・アルテタ、ロレンゾ・ブエナヴェントゥーラ、エドゥアルド・マウリ。彼のコーチング・スタッフは全員、ペップと会う以前からの私の親友なんだよ。もちろん、残念なコメントだった。彼ではない。彼は偉大な監督だ。世界最高の監督の1人だろう。あのようなコメントは何故なのか?彼にとっても良くないし、誰にとっても良くないコメントだよ。

 

❏ルーク・ショウのマンチェスター・ユナイテッドでのキャリアを見れば、ダニー・ローズはトッテナムに留まるべきか?

本人に聞いてくれ。

 

リオネル・メッシ

 

❏今週、リオネル・メッシの(アルゼンチン代表での)プレーを観て、眠くなったというのは事実か?

おぉ、それは文脈が正しく伝わっていないね。スペインではこの話題が大きく取り沙汰された。アルゼンチンでは、「マウリシオはアルゼンチン人では無い」と見做される。私はその試合(エクアドル対アルゼンチン)に集中していないからだ。

実際問題、夜中の12時30分から試合を観るのは困難だった。このトレーニング場で朝の7時から夜の8時まで働いているからね。家に帰れば、私は妻や子供とディナーの準備をして、それから『ゲーム・オブ・スローンズ』を何話か観るんだ。

OK、私はその試合のために起きていたんだが、とても疲れていたんだ。ベッドに横たわり、ラジオのスイッチを入れていた。実況を聞くためにね。試合が始まった時、ベッドのなかで妻のじゃまにならないようにiPadで観戦を始めたんだ。しかし、寝落ちしてしまった。普通のことさ。

子どもたちがメッシの先制ゴールで1-1とした時に騒いだので私は起きたよ。起きて、「どうなったんだ?」ってね。そこからラジオを聞くことにしたのさ。それがホントのところさ。

7時から一生懸命働いてるんだらしんどいよ。その日だけじゃなく、翌日だって働かなきゃいけないし、ずっと起きてはいられない。だが、集中していたし、結果はとても気にしていた。アルゼンチンが次のワールドカップに出場できてとても嬉しかったし、もちろんメッシが選手たちと監督とともにアルゼンチンでワールドカップ制覇を成し遂げる姿がみたい。メッシ1人だけじゃないよ。1人で相手11人に立ち向かうのは難しいからね。