ベルナベウでのスリリングな夜を控えて、ウーゴ・ロリスはチャンピオンズリーグでレアル・マドリーと激突するこの一戦を「絶好の機会」と表現していた。そして、その「絶好の機会」は、ロリスの両腕でガッチリと掴まれた。

 

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マウリシオ・ポチェッティーノ監督は、フェルナンド・ジョレンテを先発で起用し、ハリー・ケインと2トップを組ませて、3-5-2のシステムを採用。ハリー・ケインと同じくスパーズ・アカデミー出身の21歳ハリー・ウィンクスが中盤で、6月のチャンピオンズリーグ・ファイナルと同じルカ・モドリッチ、トニ・クロース、カゼミロのトリオとマッチアップしている。

さらには、火曜日の試合に先発したレアル・マドリーの選手のうち10人が、カーディフでのユベントスとのファイナルでも先発していた。唯一の変更は、アクラフ・ハキミが負傷のダニ・カルバハルに替わって出場したこと。右サイドでムサ・シソコとセルジュ・オーリエが躍動し、さらに守備陣はウーゴをして勇敢に奮闘をしている。

もちろん、キャプテンのウーゴもまたカリム・ベンゼマとクリスティアーノ・ロナウドの後半のシュートを息を呑むスーパーセーブで止めてチームを救う。

スパーズも同様にチャンスを掴むが、70分にケイラー・ナバスが指先でハリー・ケインのシュートを防ぐ。

引き分けという結果によって両チームはグループHで並び、APOELとボルシア・ドルトムントも引き分けたことによって、3試合を残して、上位2つと下位2つが6ポイント差となっている。

 

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試合を振り返るウーゴ・ロリス。

「ハリーや若手選手に僕が言ったことなんだけど、僕らがどこから始まったか忘れちゃいけないんだ」

「3シーズン前、僕らはヨーロッパリーグを戦っていた。昨シーズンはチャンピオンズリーグをみんなで体感した」

「そこでの僕らのパフォーマンスには少しガッカリだったけど、今、僕らは誇りに思うことができる。本当の姿を見せることができたのだからね」

「僕らの若いチームにとって最高のチャレンジだった。トッテナムの本当の姿を世界最高のクラブを相手に見せる絶好の機会だったんだ」

「素晴らしいチームパフォーマンスで僕らは存分に楽しむことができたよ。でも、これからこれを続けていかなければいけない。ウェンブリーでのタフな試合が待ち構えているよ」

 

特にベンゼマの超至近距離からのシュートをまたしてもワールドクラスの瞬発力で阻止した場面は、誰の目にも焼き付いたが、いつも通り、おごりのないキャプテン。

「僕は自分の仕事をしたのさ。いつも通り、自分のベストを尽くそうと頑張っただけだよ。いつもより多くボールに触ったけど、最高の相手を敵に回したんだから当然だよね」

「僕はチームを助けた。でも、僕だけじゃない。僕らの守備陣は勇敢だったよ」