マンチェスターの両クラブについて表も裏も知っているデイリーメイル紙のフットボール記者、イアン・レディマンが、赤い方のチームとの土曜日のプレミアリーグでの対戦を前に、5つのポイントを解説した。

 

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ポイント1 現在の状況

デイビッド・モイーズ、ルイス・ファンハールの後で再建を目指した昨シーズン、ユナイテッドはチャンピオンズリーグ出場権がすべてだった。周囲の人々のリスペクトを取り戻せるレベルに戻ることこそがユナイテッドにとって極めて重要であり、ジョゼ・モウリーニョこそその目的に合致していた。

今シーズンの期待はより高い位置にある。プレミアリーグのなかで優れたチームとして再び見做されることが求められ、今まさに彼らはそうなっている。周りが思うよりも良いフットボールをしているし、ここ数週間は素晴らしい出来とは言えないが、前回のインターナショナル・ブレイクまではゴールを量産し、ホームで容易く相手を返り討ちにして見事なフットボールをし、相手を寄せ付けなかった。

もしもあなたがユナイテッド・ファンであれば、「満足」以上のものを感じていただろう。そのユナイテッドには濁りは無く、やることは明確だった。それだけにアンフィールドで勝てず、ハダーズフィールドに敗れた事実は、すべてが良好であった流れを、すべてが問題であるかのように一変させた。

実際のところ、その中間にあるのだろう。しかし、シーズンのこの時点で、チャンピオンズリーグはグループ首位、プレミアリーグは大量ゴールを決め、新加入選手が馴染んで2位につけているという事実に、ユナイテッドのファンは大満足だろう。

 

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ポイント2 モウリーニョの影響

まずは、彼こそがクラブが招聘した監督だ。モイーズのやり方、『英国風』を長期で取り入れようとしたが上手くいかなかった。そして経験あるファンハールで軌道修正を図ったが、これも上手くいかなかった。そして、クラブはそれまでとは異なる方向に舵を切るべく決断を下し、この男がそれをやってのけた。それこそがモウリーニョの影響だ。

 

ポイント3 戦術

ジョゼ・モウリーニョは4-2-3-1を好み、今、それを採用している。彼がまず考えるのは、失点をしないこと。スパーズのような相手との試合においても、まさに失点をしないことを試合に向けて考えるだろう。誰もがリバプールとスパーズがウェンブリーで戦った試合に注目していた。そこで、スパーズはたったの3分で見せつけた!

ユナイテッドは誰が出場することになろうともそのような姿勢で臨むだろう。それこそがモウリーニョがまず考えること。簡単には負けないチームを確立し、そこから試合が組み立てられる。ホームでもアウェイでも、彼らのプレーはそうなんだ。

 

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ポイント4 キー・マン

ゴールキーパーのダビド・デヘアだ。マンチェスター・ユナイテッドを語るのにおかしな風に聞こえるだろうが、いまはそうなんだ。この5年間でチーム内の最高の選手が彼であることは疑う余地がない。毎シーズン、10〜12ポイントの獲得に貢献している。ユナイテッドにはセンターフォワードのロメル・ルカクもいる。彼はチームに重要なポイントをもたらしている。よって、チームの最後尾とチームの最前線に見逃せない、とても重要な選手がいる。

 

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ポイント5 スパーズ

スパーズはとても素晴らしい。私にとっても観ていて楽しいチームだ。昨シーズンもそうだったし、おそらくその前もそうだった。彼らがとても魅力的なフットボールをするだけではなく、フィジカルにおいても目を見張る、アスリート集団で構成されたチームで、モダンなフットボールチームと言えるだろう。

トッテナムにフィジカルで勝るチームはいないし、彼らは走り負けすることもほとんど無い。2015-16シーズンの終盤から、マウリシオ・ポチェッティーノが継続してやっている取り組みに、私は心酔している。

決して、ハリー・ケインやデレ・アリだけじゃない。センターバックも驚異的だし、素晴らしいゴールキーパーもいる。チームの戦う姿勢はお見事だ。彼らチームは的外れなことをしないし、愚かなことを言うこともすることもない。彼らが最高の輝けるプレーを、ただひたすらにやっている。